前衛のポジション応用編2【強くなる考え方】
こんにちは、真面目で不器用な大学生・社会人専門のソフトテニス指導者ささです。
今回は前衛のポジションについて「ロブを簡単に打たせない」という応用的な話をお伝えします。
・前衛の基本ポジションが「相手の打点と自陣コートのミドルを結んだ線上」というのは知っている
・その線をどのように踏むか(またぐか)についても知っている
・いつも相手に簡単にロブを打たれてしまう(味方後衛を助けたい)
という向けの記事です。
この記事を読む前に、以下の記事を読んでおくとさらに理解が深まりますので、まだ読んでいない方はご確認ください!
↓↓↓
前衛ポジションの基本の考え方
ポジション応用編1「線を踏む・またぐ」
もしもこの記事を読んでいるあなたが
「長年ソフトテニスを真剣に取り組んできて、細かい技術ノウハウは知っているのに試合は弱いまま変わらない……」
「これ以上頑張っても自分は変われない氣がしている……」
と悩んでいるのなら、現在公開中の無料企画がおすすめです。
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を学ぶことができます。
興味がある方はこちらから
念のため確認します
「もう知っている」という方もいるかもしれませんが、念のため確認します。
・サイドと、ミドルとではミドルの方が価値が高いのでポジションはミドル寄りになる。
・相手後衛の打点とミドルを結んだ線を味方後衛がいる方の足で踏む。
(そうすれば身体が逆側に寄る)
なぜサイドとミドルとではミドルの方が価値が高いのか?
なぜ線を踏むのか?(「またぐ」と何が変わるのか?)
理由を学ばずに「わかったつもり」でいると、ソフトテニスの上達が止まります。
わからない人は冒頭でおすすめした記事を確認してくださいね!
相手が打ってくれるからボレーできる
さてそれでは前衛のポジションについて、さらに話を深めていきます。
ミドル寄りにポジションを取ることで味方後衛を助ける
(相手後衛の邪魔をする)
ことができるわけですが、
ソフトテニスって後衛前(ミドルも含む)か・サイドか の2択だけじゃないですよね?
ソフトテニスには「ロブ」という選択もあります。
当たり前のことなんだけど、この当たり前が案外奥深いんです。
例えば
相手がロブで味方後衛を走らせてくるときに、前衛が基本ポジションでミドルばかり守っていたらどうなるでしょうか?
味方の後衛が超大変ですよね。
もちろん後衛は走ってボールをつなげることが仕事なので
頭越えのロブを打たれたらある程度は後衛に任せることになります。
しかし
例えば相手が中ロブが得意で味方後衛がとても苦しそうなときに
前衛が基本ポジションを取るばかりで何もしなかったら
そのまま不利な状況ばかりが続いてしまいます。
相手後衛が
「あ、この前衛全然上追わないじゃん。ラッキー」
「じゃあ中ロブ打ち放題だわ。」
って思っているときに
「よし!ポーチボレー出たろ!」
と張り切っても意味ないわけです。
だってシュート打ってこないんだから。
本当に当たり前のことばかり言いますが
ポーチボレーを決めるためには相手後衛が低い弾道のボールを打ってくれないとそもそもポーチしようがないわけです。
ポジションは目の前の相手によって変える
強くなりたいならば、この基本を肝に銘じてください!
ポジションも3D
どうすれば相手後衛にロブを簡単に打たせないようにできるのか?
単純な話ですが、
簡単にロブが打てないようなポジションにしてしまえばいいんです。
厳密には
「上を警戒している」と相手後衛に伝わるようなポジション
です。
ポジションを下げる
(ネットから少し離れる)
これだけで相手の頭越えのロブが追いやすくなります。
仮にスマッシュがそこまで得意ではなかったとしても、ポジションを下げておけば相手後衛が氣になって中ロブをミスしやすくなります。
(より鋭い中ロブにしようと無理してくれれば、ミスしやすいはず)
もちろんあまりにもスマッシュが下手だと
「こいつ上追ってるけど、スマッシュ下手だから気にせず中ロブ打ちまくろ」と思われます。
当然ある程度の技術は必要ですよ!
スマッシュの上達法については以下の記事で解説しています
↓↓↓
ポジションを予め下げておくことで(ロブを警戒していることを相手に伝えることで)相手後衛の中ロブを打ちにくくする
ということです。
「相手に警戒をバラす」という駆け引きもある
「え? 相手にロブを警戒しているってバレちゃったら意味ないんじゃ?」
と思われた方もいるかと。
そんな方はソフトテニスの駆け引きの本質を学ぶことをおすすめします。
ソフトテニスの駆け引きは余裕の奪い合いです。
余裕の奪い合いという言葉を初めて聞いた人は以下の記事をご覧ください!
↓
先ほどもお伝えした通り、相手の前衛のポジションが下がっていたら相手後衛はロブが物理的に打ちにくくなります。
そしたら相手後衛はどう考えるか?
「ロブじゃなくてシュートにしよう」というように、考えを変えそうじゃないでしょうか。
そうやって相手が考え方を変えたときに、前衛がポーチに出たら?
そのポーチが成功したら、相手後衛は今後前衛が氣になってしまいそうですよね。
ポジションを変えて、相手の物理的な余裕を奪う。
そうすると、相手は選択を変えてくる。
そこを捕まえれば、相手は前衛が氣になるようになる。
(選択の余裕を奪う)
今お伝えしたのはあくまでも駆け引きのほんの一例であって、答えではありません。
ただ
相手にこちらの警戒をバラすことで、実は相手の選択をコントロールする
という考え方もあるということを知っておくと、
駆け引きの幅が広がりますよね。
こんな感じで、ソフトテニスで強くなるためには技術だけではなく「駆け引き」も学ぶことが必須になります。
この記事をきっかけにして、ぜひ「駆け引き」にも目を向けるようにしてみてださい!
「駆け引き」の基本を学びたい人は以下の記事をご覧ください!
↓↓↓
まとめ
・前衛のポジションの基本を抑えること
「考え方」を学ぶこと!
・ポジションは3D
下がることで相手にロブを簡単に打たせない
・駆け引き
ボレーやスマッシュが破壊力抜群じゃなくても
ポジション取りが上手いと、それだけで相手が警戒してくれます。
ポジション取りを上達させるためには、「立ち位置」を覚えるだけではなく「考え方」を学ぶ必要があります。
僕は昔、「考え方」の重要性に氣づかずに「フォーム」や「握り方」などのノウハウばかりを追い求めてしまっていました。
その結果、
・人一倍真剣に練習しているのにチーム内で一番弱い
・ショート乱打、ボレーボレーがまともに続かない
・試合は初戦敗退が当たり前
という悲惨な状態に陥っていたんです。
「考え方」を徹底して努力するようになってからはインハイ選手や強豪校出身選手とも試合を楽しめるようになり、大会本番でも活躍できるようになりました。
昔の僕と同じように
「長年ソフトテニスを真剣に取り組んできたけど、考え方を学び損ねていた」
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僕は今でこそインハイ選手やハイジャパ選手と楽しく試合をしたり、
指導者として活動をしたり、と
ソフトテニスを楽しめていますが、
かつてはショート乱打すらできないクソザコ
10年間、必死に練習しているのに全然強くなれない という悩みに苦しんだ過去があります。
単純に言って、才能がなかったんです。
しかし、
そんな僕でも「工夫」をしたらあっさりと変わることができました。
その経験から、たとえ才能がなくても、努力の仕方を学び、実践すれば強くなれると確信しています。
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最後まで聞いていただき、ありがとうございました!