前衛が最終的に目指すべき状態
こんにちは、大学生・社会人専門のソフトテニス指導者ささです。
今回は試合において前衛が最終的に目指すべき状態(強くなるための「考え方」)について解説していきます。
・強い前衛が試合で何を考えているのか学びたい
・後衛だけど前衛にも挑戦してみたい
という人は必見です。
僕は昔、「お前は前衛が下手すぎるから後衛だ」と言われるくらい不器用なプレーヤーでした。
結局、後衛としても試合では活躍できないどころか、情けないプレーを連発していたのですが、
「考え方」を徹底的に変えて努力するようになってからはインハイ選手や強豪校出身選手とも試合を楽しめるようになり、前衛としても試合できるようになりました。
昔の僕と同じように「不器用すぎて後衛になった」という人は、ぜひこの記事をきっかけにして前衛にも挑戦してみてください!
もしもこの記事を読んでいるあなたが
「長年ソフトテニスを真剣に取り組んでいるのに、試合になると情けないプレーばかりになってしまう……」
「もう努力しても無駄な氣がしている……」
と悩んでいるのなら、現在公開中の無料企画がおすすめです。
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前衛の基本の考え方
まずは前衛の基本の考え方について復習していきます。
前衛は味方後衛を助けること、相手後衛の邪魔をすることが役割です。
この役割裏には「損小利大」という考え方があります。
前衛と言えば「ポジション取り」が大切ですが、
ポジションの本質も「立ち位置」ではなく「考え方」です。
マジで「考え方」が大切。
前衛の基本の考え方について、詳しく学びたい人は以下の記事をご確認ください
↓↓↓
最強の前衛
「損小利大」は前衛だけでなくソフトテニスの試合全般に共通する大事な考え方。
損小利大の考え方を突き詰めていくと理想の前衛像が見えてきます。
最強の前衛とは一体どんな前衛でしょうか?
絶対にボレーをミスらない前衛?
超強力なスマッシュを打てる前衛?
何本抜かれてもポーチボレーに出続けることができる前衛?
もちろん色んな考え方があるのですが
試合に勝つ(負けない)という観点からお伝えすると……
立っているだけで相手がミスをする前衛
これが最強にして理想です。
練習を積み重ねることでより強力、正確なボレーやスマッシュを身につけることは可能です。
ミスる確率を限りなく0に近づけていく。
しかし、
ミスの確率を0に「近づける」ことはできても
ミスの確率を0にすることはできません。
インターハイ選手も、ナショナルチームの選手も人間です。
人間である以上、ボールに触れると 少なからずミスをする確率が出てきます。
(試合動画をみれば一目瞭然ですよね。もちろんミスは少ないですが、ミスが0の試合なんてほとんどないはず。)
一方で
立っているだけで相手が勝手にミスする
という場合はどうでしょうか?
相手がミスをしてくれれば、こちらがミスをする確率は0ですよね。
ボールに触らないんですから。
こちらの損は0。利益しかない状態
最高の状態というわけです。
たしかに最強だけど…
「立っているだけで相手が勝手にミス」が最高の状態ということは納得いただけたかと思います。
じゃあどうすれば立っているだけで相手が勝手にミスるなんていう状態になるんだよ
という当然の疑問が生じるかと。
先に注意点をお伝えしておきます。
1試合通して、最初から最後までずっと「最強の前衛」状態というのは現実的ではありません。
とんでもない技術差(身体能力の差)があって、なおかつ相手がとんでもなく前衛を気にするという場合は、
最初のポイントから最後のポイントまで、全て勝手にミスをしてくれる
なんてこともあるかもしれません。
しかし、そんな楽な試合はほぼない。
勝ち上がれば相手後衛も当然強くなっていきますよね。
そんなわけで、いつでも最強の前衛というのは難しいですが
工夫をすることで試合中にできる限り「最強の前衛」状態に近づく
というのが基本方針になります。
どうすれば最強に近づける?
ソフトテニスの駆け引きは余裕の奪い合いです。
「余裕の奪い合い」という言葉を初めて聞いた人は以下の記事を読むことをおすすめします
↓↓↓
相手の余裕を奪っていくことで最強の前衛(立っているだけで相手がミスをする)状態に近づいていきます。
わかりやすくするために、極端な例を挙げますね。
クロス展開で3回もポーチを決められたとしたら
「クロスは次もポーチされるのでは」と氣になりますよね。
そうすると
打つ瞬間に相手前衛が氣になってしまい、正確なインパクトがしにくい状態(前衛の存在に意識が向いてしまって、向かってくるボールに集中しにくい状態)
になる。
この時点でミスをしてくれる後衛もいます。
もう少し手強い後衛だと
「今の自分はクロスポーチされそうなことが氣になっていて、打つ瞬間に集中できない」
ということを理解して、
打つ「前」の時点でコースを変えようとします。
このとき
「相手後衛はクロス3回もポーチされてるからクロス打ちたくないよね」
「コース変えたいからロブ打ちたいだろうね」
というように
予め相手後衛の選択の余裕のなさを理解して、ロブを張ったら捕まえられる可能性が高まる。
これが上手いことハマってロブをスマッシュできたとすると
相手後衛はクロスもコース変更のロブもどちらも捕まった状態になります。
こうやって相手後衛の「まだ捕まってない選択」を潰していくと、相手が自信を持って打てる機会が減っていく。
「シュートも、ロブも、 サイドパスも捕まった……」
「もう打つところないじゃん!」
(なんか全部捕まる氣がする状態)
と思わせることができたら大成功。
立っているだけで相手がミスをする状態
に近づきましたね。
ちなみに、相手の選択を潰していっても強い後衛は簡単にはミスをせず、つなげてきますが
相手が自信を持って打てなくなる(攻めにくくなる)ということは、味方後衛が攻めやすくなるということになります。
最強の前衛を目指せば、自然と味方後衛を助けることにつながっているわけです。
【重要】色んな余裕の奪い方がある
今回はわかりやすくお伝えするために、細かい部分は大幅に省略してお伝えしています!
立ち位置や、ポジションへの入り方、フェイントを入れる・入れない……
奥深い駆け引きがあるのですが、
まずは焦らずに基本の「考え方」を学ぶことが大切です。
細かいノウハウも大切ですが、細かいノウハウに囚われて考え方を疎かにしていると
ノウハウはたくさん知っているのに、試合では結局弱い
という「ノウハウコレクター」になります。
かく言う僕も、昔は「フォーム」だけに囚われていたので
・人一倍真剣に練習しているのにチーム内で一番弱い
・ショート乱打、ボレーボレーがまともに続かない
・試合は初戦敗退が当たり前
という悲惨な状態でした。
昔の僕と同じような失敗をしてほしくないので、僕は真面目で不器用な大学生・社会人専門のソフトテニス指導者を仕事にしています。
「もしかしたら自分はノウハウコレクターになりかけているかも……」と感じた人はぜひ以下の記事をご覧ください!
↓↓↓
まとめ
・前衛が最終的に目指すのは「立っているだけで相手がミスる状態 」
・立っているだけで相手がミスる状態に近づくには相手の余裕を奪うことが必要
・ノウハウも大切だが「考え方」を疎かにしないこと
今回の記事を読んで
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僕は今でこそインハイ選手やハイジャパ選手と楽しく試合をしたり、
指導者として活動をしたり、と
ソフトテニスを楽しめていますが、
かつてはショート乱打すらできないクソザコ
10年間、必死に練習しているのに全然強くなれない という悩みに苦しんだ過去があります。
単純に言って、才能がなかったんです。
しかし、
そんな僕でも「工夫」をしたらあっさりと変わることができました。
その経験から、たとえ才能がなくても、努力の仕方を学び、実践すれば強くなれると確信しています。
そして、僕の活動が、かつての僕と同じ悩みを持つ人や本気で強くなりたい人が変わるきっかけになればと思っています。
現在、指導活動の一環として、
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最後まで聞いていただき、ありがとうございました!