ソフトテニスの試合で勝つ最強のコツ「ミドル」【戦略・戦術】
こんにちは、真面目で不器用な大学生・社会人専門のソフトテニス指導者ささです。
今回はソフトテニスの試合で勝つためには必須の知識「ミドル」について解説します。
・練習だとある程度打てるのに試合になると勝てない
・戦略・戦術を学びたいが、情報が少ない
・ミドルが強いということは知っているけど、なぜミドルが有効なのかはわからない
という方は必見です。
ソフトテニスにおいては「ミドルを攻める」というのが戦略・戦術の基本なんですが、
「ミドルは有効だ」ということを知っているだけでは試合で駆け引きはできません。
なぜミドルは有効なのか
しっかりと深堀して「考える」ことで初めて実力になります。
(ぶっちゃけほとんどの人は「なぜミドルは有効なのか」なんてことは深くは考えません。
周りがやらないことに強くなる鍵があります。)
今回はミドルのメリットを3つほど紹介しますが、ぜひこの記事を読む前に一度「どんなメリットがあるのか」を予測してみてください!
(今回解説するもの以外にもミドルのメリットはあります。今回の記事をヒントに他のメリットも考えてみてください!)
もしもこの記事を読んでいるあなたが
「長年ソフトテニスを真面目に取り組できたが、試合になると明らかにおかしいレベルでパフォーマンスが下がる……」
「周りの人がなぜ試合であんなにラリーができるのか、感覚がわからない……」
と悩んでいるのなら、現在公開中の無料企画がおすすめです。
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ミドルのメリット①
ミドルは基本的に相手後衛を動かすことができます。
相手が動いてから打つ「状況」をつくれる。
(相手の「打つ前」の余裕を奪える)
これがミドルのメリットです。
相手後衛がバックハンドが苦手、回り込みが苦手(動いてから打つのが苦手)という場合は、ミドルに打ち込むだけで相手がミスをする可能性があります。
もちろん相手後衛のレベルが高い場合は、当然バックハンドでつなげたり、回り込んで返してくるわけですが
動いてから打っているので、準備が通常よりも遅れやすいはずですよね。
準備が遅れると言っても0.2~3秒くらいですが
この少しの時間の差(少しでも相手の「打つ前」の余裕を奪うこと)がソフトテニスにおいてはとても大きいんです!
この0.2秒で、味方前衛が相手の打球を捕まえやすくなります。
(相手が味方前衛を避けにくくなる)
「打つ前のたかが0.2秒で何が変わるんだ?」と感じた人は必ず以下の記事をご覧ください!
勝ちたい後衛は覚えるべき技術ライジング↓
才能がなくても試合で勝てる秘密↓
ミドルのメリット②
今解説した通り、相手を動かすことで相手を苦しめることができるわけですが
当然強い選手はミドルに打ち込まれたボールもしっかりとつないできます。
それでは、強い後衛に対してミドルは意味がなくなってしまうのか?
そんなことはありません。
実はミドルは、相手の余裕を奪うだけではなく自分達の余裕を増やすことにつながるんです!
以下の図をご覧ください↓
クロス展開からミドルに打ち込んだ想定をしています。
ミドルに打たれるってことは、当然打ち返すときはミドルから打つことに
なりますよね。
ミドルからだと相手は角度のついたボールを打てなくなるんです!
相手の打ってきたボールに角度がついていなければ 、こちらは動く距離が少なくて済むので対応しやすいですよね。
角度がつきにくいということは味方の前衛がポーチに出やすいってことでもあります!
ミドルから前衛を避けようとすると(前衛の先を通そうとすると) サイドアウトしやすくなりますよね。
ミドルに打ち込むことができると相手は攻め返しにくい。
つまり、仮に相手がつなげてきたとしても、そのボールはそこまで脅威ではないはずなので、結果的に自分たちのミスを減らせる。
ミドルのメリット②+α ここに気づいた人は鋭い
勘の鋭い人はお氣づきですかね?
ミドルに打ち込めたら非常に有利ということは、
逆に相手からミドルに打たれるとめちゃくちゃ不利ってことです。
だから前衛ポジションの基本は「ミドルを守る」なんです。
ポジションの本質は「立ち位置」ではありません。
前衛のポジションの基本をもっとしっかり学びたい人は↓
ミドルのメリット③
ここまでは相手「後衛」についての話をしてきましたが、
実はミドルは相手「前衛」の余裕も奪えます。
後衛の打つコースはめちゃくちゃ大きく分けると2つ 。
相手後衛側か・相手前衛側か、です。
相手後衛側といっても
クロスに鋭角
深いクロス
ボディライン
つなぐシュート
つなぐロブ
誘うシュート
…
前衛側といっても
サイドパス
前衛アタック
頭越えの高いロブ
頭越えの中ロブ
…などなど
たくさんあるわけですが、ひとまず細かい話は置いておいて。
大きく分ければ後衛側か、前衛側かの2択です。
さて、先ほどもお伝えした通り
前衛ポジションの基本はミドルを守ること。
ミドルに立つことで、ミドルを塞いでいます。
(基本的には前衛が立っている場所には打ちませんよね)
ということは、前衛は
相手が味方後衛に打ったボールを取る
=攻める
相手が自分側(サイド)に打ったボールを取る
=守る
という2択になるわけです。
しかし、
ここでもし相手後衛が
ミドル(自分の目の前もしくは自分のすぐ横)にしっかり打ち込んでくる
としたらどうなるか?
遅いボールなら簡単にボレーできますが、しっかり打ち込んでくるとなるとミドルを警戒する必要が出てきます。
つまり
味方後衛側かサイドかという2択
+ミドルも警戒 (氣を抜いているとミドルを抜かれる)
という状況になる。
あえて相手前衛がいるミドルに打ち込むことにより
相手前衛の意識すべき選択が増える
=相手前衛の余裕を奪える!
※
こういった考え方のことを「駆け引き」というわけです。
相手前衛を避ける技術も大切ですが、ミドルに打ち込んでおくことで
相手に警戒させる
という駆け引きも知っておかないと視野が狭くなり、相手前衛に打つコースがバレまくります。
・ミドルに打ち込むために先にサイドを攻めておく
・ミドルよりパッシングの方が得意だから先にミドルを使っておく
といったように、後衛ごとに得意な配球も変わってきます。
どれが正解とかはありません。
自分に合うプレースタイルを見つけることが大切です。
戦略・戦術(駆け引き)の基本を学びたい人はこちら↓
まとめ
・ミドルは相手後衛と相手前衛をどちらも苦しめる
・当然相手もミドルを狙ってくる。だから前衛ポジションの基本は
ミドルを守ること。
・ソフトテニスの「駆け引き」を深めること
今回はソフトテニスの試合で勝つために必須の知識「ミドル」について、なぜ有効なのか(理由)も含めてしっかり確認してきました。
・ミドルは有効だ
・前衛はミドルを守るのが基本
という知識を頭に入れる「だけ」では付け焼き刃の強さです。
付け焼き刃の強さだけになっていると
「努力しているのに上達しない」
という地獄が始まります。
実は他でもない僕自身が昔は
・人一倍真剣に練習しているのにチーム内で一番弱い
・ショート乱打、ボレーボレーがまともに続かない
・試合は初戦敗退が当たり前
という悲惨な状態でした。
ソフトテニスの「駆け引き」や、強くなる「考え方」を徹底してからはインハイ選手や強豪校出身選手とも試合を楽しめるようになり、大会本番でも活躍できるようになりました。
昔の僕と同じように「人一倍ソフトテニスに真剣に取り組んでいるのに、試合になると情けないプレーばかり……」と悩んでいる方は
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僕は今でこそインハイ選手やハイジャパ選手と楽しく試合をしたり、
指導者として活動をしたり、と
ソフトテニスを楽しめていますが、
かつてはショート乱打すらできないクソザコ
10年間、必死に練習しているのに全然強くなれない という悩みに苦しんだ過去があります。
単純に言って、才能がなかったんです。
しかし、
そんな僕でも「工夫」をしたらあっさりと変わることができました。
その経験から、たとえ才能がなくても、努力の仕方を学び、実践すれば強くなれると確信しています。
そして、僕の活動が、かつての僕と同じ悩みを持つ人や本気で強くなりたい人が変わるきっかけになればと思っています。
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最後まで聞いていただき、ありがとうございました!