深いボールが打てない後衛が知るべき試合の考え方
こんにちは、ささです。
今回の記事は
「後衛なのに深いボールが打てない……」と悩んでいる人が知るべき試合の考え方
についてお伝えしていきます。
「ソフトテニスの試合で勝つために後衛は基本的に深い球を打つべき」
という考え方がありますよね。
実はこの考え方、半分は合っているのですが間違っているところもあるんです。
練習しているのに思ったように上達しない人は、今回お伝えするコツを知らないせいで練習の効果が薄くなっているだけの可能性が高いです。
才能がないのではなくコツを知らないだけ。
「一生懸命練習しているのに試合になると情けないプレーを連発してしまう……」
と悩んでいる方はぜひ最後まで記事をご覧ください!
もしもこの記事を読んでいるあなたが
「長年ソフトテニスを続けているのにショート乱打やボレーボレーさえまともにできない」
「もう一生試合では勝てない氣がする」
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ソフトテニスの間違った常識
試合になるとうまくいかなくなる後衛の人に多いのが
・試合中は全てのボールを深く打つ必要がある(ベースライン付近にバウンドするように打つ)
・強い後衛は全てのボールを深く打っている
という勘違いです。
もちろん全てのボールをベースライン付近まで深く打ち込めるのなら、それに越したことはありません。
基本的に深いボールは相手の余裕を奪えるので、深く打つことは勝つために重要な要素です。
しかし、実際のところ
強い選手は全てのボールを深く打っているわけではないんです!!
強い後衛の試合を観察
例えばこちらの試合動画で後衛が打ったボールの「バウンド位置」に注目してください
↓↓↓
(こちらは「naoyeah323」チャンネルの「上岡広岡ペアvs北本福田ペア」の試合動画です)
もちろん深いボールを打つときもあります。
ロブは基本的に深いですよね。
しかし
シュートはベースライン付近だけではなく、コートの内側にバウンドするボールも意外と多いはずです。
(深いボールもベースラインギリギリばかりではない)
「強い後衛は全てのボールをベースライン付近に打っている」と思い込んでいると「バウンド位置が全て深いわけではない」ということにもなかなか氣づけません。
先入観をなくして、細かく観察が大切です。
注目すべきは「相手」の立場
全てのボールが深いわけではない
ということは確認できました。
ここからはソフトテニスの試合で強くなるために、さらに深掘りしていきます。
注目すべきは
「相手」の立場です。
「相手」がどのように打つことになるかが鍵になります。
例えばこの試合の8:37〜のプレー
↓↓↓
↓
広岡選手がレシーブ
↓
北本選手がそれをミドルに返球
この返球のバウンド位置はベースラインよりは手前
↓
★上岡選手が福田選手を抜こうとしたがネットミス
という流れでした。
ここで
★のときに上岡選手がコートのどの辺から打っているか
に注目してみてください。
北本選手のストロークのバウンド位置はベースラインよりも手前ですが
上岡選手はそのボールをベースラインより後ろから打っていますよね。
相手後衛がベースライン付近(ネットからかなり離れた位置)から打ってくるのなら
味方前衛は余裕を持って駆け引きできます。
当たり前ですが、後衛は基本的にバウンドした後のボールを打ちます。
バウンド位置だけでなくバウンド後にどのように飛んでいくのかによって相手後衛にどのように打たせるかをある程度制限できるわけです。
北本選手のボールはバウンドした後、しっかりと奥に推進しています。
だから上岡選手はベースライン付近から打たざるを得ない。
これまた当然のことなのですが
ソフトテニスは「相手」がいるスポーツです。
「自分」がいかに深いボールを打つか
ではなく
「相手」にどのように打たせるか
が試合の考え方の基本です。
「当たり前」を深掘りすること
ドライブは技術の基本として有名です。
しかし
バウンド位置が若干浅くても、バウンド後に奥に推進すればそこまで簡単に相手に攻められることはない
↓
だから「ドライブ」が大切
と深掘りして理解している人は意外と少ないです。
「ドライブが大切なんて基本中の基本」
「初心者向けの話」
と思っている人ばかりです。
この記事に出会ったことをきっかけに
ぜひ「当たり前」を深掘りすることに挑戦してみてください。
「自分はソフトテニスの基本をわかったつもりになっていたかも」と思い直した人には以下の記事もおすすめです
↓↓↓
また「試合になるといつも緊張しすぎてしまう……」という後衛の方は以下の記事もご覧ください
↓↓↓
まとめ
○強い後衛も全てのボールをベースライン付近に打っているわけではない
○バウンド位置だけでなくバウンド後の飛び方にも注目。試合は「相手」の立場で考える!
○当たり前を深掘りすることが上達の鍵
今回お伝えした話は多くのソフトテニスプレーヤーが見逃しがちな「当たり前」のごく一部です。
こういった「当たり前」の深掘りが才能を超えるための唯一の方法になります。
お恥ずかしい話、実は僕自身もソフトテニス歴10年目のときは「相手の立場で考える」「バウンド位置とバウンド後の飛び方」を意識できていませんでした。
「基本はもうわかっている」と勘違いしていたので、試合はいつも情けないプレーを連発。
「なんでこんなに一生懸命練習しているのに俺は強くならないんだろう」
「才能がある奴はいいよな」
と思っていました。
ソフトテニスの上達に必要なのは才能ではなく工夫です。
全力で工夫することです。
周りの人間が「わかったつもり」になっている「当たり前」 を全力で深掘りしましょう。
全力で工夫し始めたら、万年校内戦最下位だった僕でも、大人になってから強くなることができました。
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僕は今でこそインハイ選手やハイジャパ選手と楽しく試合をしたり、
指導者として活動をしたり、と
ソフトテニスを楽しめていますが、
かつてはショート乱打すらできないクソザコ
10年間、必死に練習しているのに全然強くなれない
という悩みに苦しんだ過去があります。
単純に言って、才能がなかったんです。
しかし、
そんな僕でも「工夫」をしたらあっさりと変わることができました。
その経験から、たとえ才能がなくても、努力の仕方を学び、実践すれば強くなれると確信しています。
そして、僕の活動が、かつての僕と同じ悩みを持つ人や本気で強くなりたい人が変わるきっかけになればと思っています。
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最後まで聞いていただき、ありがとうございました!