試合に勝つコツ。前衛は相手後衛の「ここ」を見ろ
こんにちは、真面目で不器用な大学生・社会人専門のソフトテニス指導者ささです。
今回は試合で勝つコツとして「前衛は相手後衛の何を観察するのか」という話をお伝えしていきます。
・練習ではいい感じにポーチボレー、スマッシュができるのに試合になると簡単に相手後衛に避けられてしまう
・試合になると相手前衛に捕まりまくってしまう
・強い前衛が何を考えているのか知りたい
という方は必見です。
この記事でお伝えする内容は、長年ソフトテニスを続けている人でも「そんなこと知らなかった」「考えたことなかった」と驚かれることが多かったりします。
ソフトテニスプレーヤーの10人中8人は知らないと言っても過言ではありません。
この記事で周りの人と差をつけていきましょう!
もしもこの記事を読んでいるあなたが
「長年ソフトテニスを真剣に取り組んでいるが、試合になると情けないプレーばかりになってしまう……」
「自分は強い人たちには一生勝てない氣がしている……」
と悩んでいるなら、現在公開中の無料企画がおすすめです。
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試合中の後衛の打ち方は2種類
「フォームから相手後衛の打球を予測する」というスキルも大切なのですが、
今回はフォーム以外の観察ポイントをお伝えしていきます。
柔らかい滑らかなフォームの人もいれば
力強い「剛」って感じのフォームの人もいたり、
本当に色々なフォームがあるわけですが
実はあるものに注目すると、試合中の後衛の打ち方は2種類しかないんです。
「あるもの」については後ほどお伝えしますね。
先に後衛の打ち方2種類を確認します。
試合中の後衛の打ち方は
前衛を「見ずに」打つか
前衛を「見て」打つか
この2種類です。
前衛を見ないで打つのは 「決め打ち」と言います。
見ないというのは、本当に視界に映らないわけじゃないですよ!
前衛のことを「氣にせずに」打つ、という意味です。
予め打つコースを定めて、前衛が出てきても構わないと心に決めて打つから 「決め」打ちです。
一方、
前衛を見て打つ、のはそのまんま「見て打ち」と言います。
前衛のことを「氣にしながら」打つ、という意味です。
相手前衛の動きを確認してから打つコースを決める
みたいな感じですね。
さて、それではここからは
相手後衛が決め打ちなのか、見て打ちなのかを判断できる観察ポイント
を確認しましょう!
注目すべきはフォームではなく○○
相手後衛が決め打ちか見て打ちかを判断するポイント。
それは相手後衛の打つタイミング です。
ライジングで打ってくるのだとしたら、基本的には決め打ちである可能性が高いです。
予め打つコースを決めていないとライジングのタイミングでは打てないはず、と考えられますよね。
ライジング、つまり早いタイミングで打つ「決め打ち」は相手後衛が強氣な証拠。
「前衛が出ようが関係なくクロスに打つ!取れるもんなら取ってみろや!」
って感じなわけです。
反対に
打点を落としてタイミングを遅らせている場合は見て打ちである可能性が高いです。
前衛の動きを確認しようとしたらその分打つタイミングも遅れるはず、ということ。
つまり、見て打ちの後衛は前衛を氣にして迷っている可能性が高い。
打つタイミングに
相手後衛の心理が現れる
というわけです。
「ライジング」という言葉を初めて聞いた人は以下の記事をご覧ください
↓↓↓
前衛の振る舞い方
では今度は
相手後衛が決め打ちの場合と見て打ちの場合とでそれぞれ前衛はどう振る舞うべきかを説明します!
相手が決め打ちの場合
決め打ち、ということは
相手後衛は自分のことを氣にしていない。
この場合は
わざと早めのタイミングでポーチ出たり
わざとサイドを空けたポジションについたり
何かしら揺さぶりをかけてみる。
相手後衛に自分の存在をチラつかせる。
※念のためお伝えしておきます。
ラリーが続いたときに味方後衛が余裕で勝てるなら別に前衛は何もしないでもいいですよね。
味方後衛と相手後衛のラリー力が互角、もしくは相手後衛の方が強いというような勝率が50%以下のときは前衛が均衡を崩していく。
この辺の考え方は戦略・戦術の基本でも触れているので、深く学びたい方はご覧ください↓
※※
これも念のためお伝えします。
前衛として成長を目指したいのなら、ミスを覚悟してどんどんポーチなどにも挑戦していく必要があります。
成長を目指すのか、目の前の1戦を勝つことを目指すのか
によっても考え方は変わってくるわけです。
ひとつ確実に言えるのは「先生に言われたから」「動画で○○さんが言っていたから」というように、他人の言うことを聞くばかりで自分で選択する経験を避けていると一生強くはならない、ということ。
相手後衛が決め打ちのとき
前衛は自分の存在を相手に氣にさせるようにする。
そうしないと相手後衛が強氣で打ち放題ですから。
相手後衛が氣持ちよく打てないように邪魔をします。
見て打ちの場合
では相手後衛が見て打ちのときはどうするか?
動かずにじっと待っておいて、その後判断すればいい。
(もしくは出るフェイント入れて出ない、など)
相手後衛はこちらがいつ動くのか、どっちに動くのかを見てから打とうとしているんですから。
ここで動かずに待っていると相手後衛は
「え⁉︎ どっちに動くのかわかんない……」
となるわけです。
相手後衛が見て打ちならば待つ。
(もしくは誘う)
前衛と後衛の駆け引き
例えば試合でよくある前衛の振る舞い方としては
①早めにポーチに出るなどして存在感を出し、相手後衛の決め打ちの邪魔をする
②相手後衛が自分のことを氣にし始めて見て打ちに変えたら、今度はじっくり待つ
という流れがあります。
(もちろん後衛によって初めから見て打ちの人もいるし、決め打ちをし続けるメンタル化け物もいる)
こうやって説明されると前衛の振る舞い方ってめっちゃ単純ですよね。
本当にこんなんで効くのか?
と思われるかもしれませんが、効くんですよ。
ソフトテニスの技術(ラケットでボールを打つ、インパクト)って
0.1秒ズレるだけで思い通りにコントロールできなくなります。
0.1秒あったらボールって数十cmは移動しますからね。
「前衛出てくるのか?」と氣にしたら絶対に少しはズレます。
その少しのズレでインパクトは狂います。
インパクトが狂えばミスが多くなるし、
仮にミスまで行かなくても、相手から簡単に攻められることはまずありません。
仮にポーチが決まらなかったとしても、 その結果相手が自分を氣にしてくれれば、その後のラリーが有利になります。
ここまで話せばもうわかるかと思いますが、
ということは後衛は簡単に見て打ちに変えたら負けなんです。
(狙って見て打ちに変えているのなら駆け引きできる。問題なのは本人も氣づかないうちに見て打ちになってしまっている場合。)
1本ポーチを決められて、すぐに見て打ちに変えたら相手前衛の思うツボ。
この記事を読むと
「ただ一生懸命1本打ちしているだけでは勝てない」
「フォームばかり意識していても勝てない」
という事実に氣づかれるかと。
後衛の方はぜひ以下の記事も合わせてご覧ください
↓↓↓
まとめ
・試合中は相手後衛の打つ「タイミング」に注目!
・決め打ち、見て打ち
後衛の心理は「タイミング」に出る
・相手が決め打ちなら、自分の存在を氣にさせる
相手が見て打ちなら、待つ
今回は試合で勝つために前衛が注目すべき相手後衛の観察ポイント「打つタイミング」をお伝えしていきました。
偉そうなことを言ってきましたが、他でもない僕自身が昔は「フォーム」ばかりに氣を取られて、こういった「駆け引き」のことは何も学ばずにソフトテニスをしていたんです。
その結果として
・人一倍真剣に練習しているのにチーム内で一番弱い
・ショート乱打、ボレーボレーがまともに続かない
・試合は初戦敗退が当たり前
という悲惨な状態でした。
「駆け引き」など、フォーム以外のスキルも徹底して鍛えるようになってからはインハイ選手や強豪校出身選手とも試合を楽しめるようになり、大会本番でも活躍できるようになりました。
昔の僕と同じような真面目で不器用な大学生・社会人ソフトテニスプレーヤーにこの記事が届くことを願っています。
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僕は今でこそインハイ選手やハイジャパ選手と楽しく試合をしたり、
指導者として活動をしたり、と
ソフトテニスを楽しめていますが、
かつてはショート乱打すらできないクソザコ
10年間、必死に練習しているのに全然強くなれない という悩みに苦しんだ過去があります。
単純に言って、才能がなかったんです。
しかし、
そんな僕でも「工夫」をしたらあっさりと変わることができました。
その経験から、たとえ才能がなくても、努力の仕方を学び、実践すれば強くなれると確信しています。
そして、僕の活動が、かつての僕と同じ悩みを持つ人や本気で強くなりたい人が変わるきっかけになればと思っています。
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最後まで聞いていただき、ありがとうございました!